どうも、「行動管理コンサルタント」のフジタ(@shunsuke4fujita)です。
(→お前だれ?という人はプロフィールまで)
・仕事ができなくてよく怒られる
・人とうまくコミュニケーションが取れない
・色んな人に軽く見られて苦しい
自分自身のことを「ダメな奴」と思うのってツライですよね。
でも安心してください。あなたの能力は伸ばせます。
何故なら能力がない人というのは、「元からダメ」なわけではなくて、「能力を伸ばす正しい方法」を知らなかっただけだからです。
今回はその方法である、「究極の能力開発法」についてお話します。
これは人が能力を伸ばすために「必須」な方法です。
歴史上の全ての天才は幼い時からこの方法を行っていたからこそ、天才になれました。
ちなみにこれを書いているぼくは、「ADHDという脳の障害」があり、酷いダメ人間でしたが、今回の方法をやっていた結果、様々な知識やスキルを持つことができました。
この記事は気休めだけでなく、あなたが一生自己嫌悪に陥らないで済むようになる「非常に実践的」な記事なので、ぜひ一度でも「能力」に悩んだことがあれば読んでいってください。
目次
1.努力vs才能vs運
まず、「究極の能力向上法」についてお話する前に、知って欲しい事がいくつかあります。
これについて知れば、今回の方法が腑に落ちるため学習効率が倍以上になるからです。
「良いから早く能力開発法を教えて!」とあなたは思うかもしれませんが、後で「聞いておいて良かった」と思う事は約束します。
その話が、「世の中の「能力がある人」や「天才」と言われている人々は何故、天才になれたのか?」ということです。
例えば「モーツァルト」って有名ですよね。
音楽室に必ずいる人で、ながーーーい音楽の歴史でも、一番(か二番くらい)の天才です。
モーツァルトや歴史上の天才は元々能力を備えていたんでしょうか?
それとも、圧倒的な努力のおかげで天才になったんでしょうか?
はたまた、そんなに実力はないけど運が良くてたまたま有名になっただけなんでしょうか?
これについて科学的な答えが出ていますので、それについて順番にお話します。
1-1.“運も実力の内”を脳科学的に理解する
運も実力のうちという言葉があります。
この言葉は本当で、運というのは人の能力へダイレクトに影響します。
何故なら、人の能力というのは「正しい方法」でしか伸びないからです。
極端な例ですが、TOEICを合格したいのに「数学を勉強する」という努力をしていたらどうでしょう?
↑こういう感じで
数学の勉強をすると、「数学を解くために」に脳が発達します。でも、英語にはほとんど役に立たない発達の仕方をします。
これじゃ、目的を達成できないですから、ダメですよね?
でも能力とは目に見えにくいので、多くの人は似たようなことをしています。
つまり、「能力がない人」というのは「才能がない」わけでもないし、「意思が弱い」わけでもなくて、「正しい方法に出会わなかった」だけなんですね。
能力がある人は、たまたま「正しい方法」に出会った。そして「運よく」学習できて、感覚的に実行しているんです。
でも大丈夫。あなたは運がいいです。
今回その方法について全てお話しますから。
1-2.努力vs才能どっちが重要?
人には「才能」というものがあり、生まれた時点で能力の限界は決まっている。
「才能」を開花させるにはある程度の努力が必要だが、そもそも適切な「遺伝子」がなければどれだけ頑張っても無駄である
これは、とても多くの人が信じていることですよね。
でも、それは「嘘」なんです。
人の才能は後から作ることができます。
ぼくは大学で「遺伝子」について勉強していましたが、努力や環境次第で遺伝子は変化します。それにともなって脳の細胞や構造が変化し、能力が上がっていきます。
「究極の能力開発法」は遺伝子を変化させることができるから、「劇的な能力変化」を起こせるんですね。
つまり、努力vs才能は「努力」に軍配が上がるということです。
ただし、「頑張るだけ」では効率が悪いです。
「デキる奴」と思われている人たちは、「究極の能力開発法」を使って「高効率」に能力を上げています。
1-3.勝敗はいかに?
才能vs努力vs運……。
その中でも勝者は「運」です。
努力なんて言いません。実際には「運」が一番重要です。
先ほど例に上げた「モーツァルト」も、幼いころから正しい方法に恵まれたからこそ、天才になれました。
ただ、あなたはこの記事を開いた時点で能力を上げるための「運」を持っています。
この記事は「正しい方法」を伝える記事ですから。
つまり勝敗の答えは
運>努力>>>才能
なわけです。
で、ここから先は正しい方法とはどういうもので、具体的にどうやればいいのか?についてお話します。
それがわかれば、あとは「やるかやらないか」ですよね。
運を持った次に必要なものは「努力」です。
正しい方法を知ればあとは突っ走るだけで、能力が付くようになります。
2.究極の能力開発法「限界的練習」のやり方
遺伝子を変化させ、人間の能力を上げる「究極の能力開発法」が、現在世界で最も有名な心理学者の一人「アンダース・エリクソン博士」(上の写真の人)の「限界的練習」です。
この方法は以下6つの条件を満たした練習です。
- 「知識」よりも「技能」を身に付けることを目的とする
- 明確で具体的な目標が設定されている
- 正しい訓練方法を行う
- フィードバックがあり、それに基づいて常に修正する
- 100%に近い集中力で取り組んでいる
- 常に「ちょっと」限界を超える
※もう一つ条件があるのですが、かなり難しい話ですし、取り組む上で必要はないので今回は省略します。
あなたが能力を伸ばすにはこれらを満たした方法を行えばいいんです。
ただ、これを「全部やるのは大変そう」という方でも大丈夫。
これらの条件を一つも満たしていないと人の能力は伸びませんが、一つをやるだけでも効果が出ます。
また、最初から全部やらなくてもいいです。
条件を満たすほど効果が増していきますから、段々と増やしていき、最終的に限界的練習を行う。それでいいです。
では、限界的練習を行うために、そのやり方について一つずつみていきましょう。
2-1.「知識」よりも「技能」を身に付けることを目的とする
試験を合格できるか?
ビジネスで結果を出せるか?
毎日筋トレを続けられるか?
やり方を知るだけでなく、実際にできるようになるのが「限界的練習」の目的です。
時間をかけて一歩ずつ「技能(何ができるか?)」を向上させ、改善を加えていくことで人の能力は上がります。
これ、スタンスの問題なんですね。
知っているだけで終わらせるスタンスにはなってはいけないんです。
勉強だったら、知ってるだけじゃなくて「テスト」に使えるか?「プレゼンに使えるか?」「説得に使えるか?」
そういうことを考えてやってください。それだけであなたの能力は上がりやすくなります。
2-2.明確で具体的な目標が設定されている
ピアノの練習で、毎日かなり練習しているのにも関わらず、中々うまく弾けない生徒がいます。だから教師は尋ねました。
「君は昨日何回練習したのかな?」
「10回か20回です」
「正確に弾けたことは何回あったかな?」
「そうですね、わかりません。1~2回でしょうか」
「そうか、どうやって練習したんだい?」
「えーと、ただ弾いただけです」
この生徒の練習法は、世界中の大部分の人が実行していることです。
もちろん、「行動」しているのでしていない人よりは一億倍素晴らしいですが、「明確な目的がある」とさらに効率がいいんです。
例えば「課題曲をミスなく最後まで三回連続して弾く」という目標があれば、かなり効果が違っていたでしょう。
で、この目標はそんなに大きなものでなくてもかまいません。小っちゃくていいです。小っちゃい目標を次々に超えて行った先に大きな変化がありますから。
2-3.正しい訓練方法を実行する
正しくない努力で人の能力は伸びません。
だから「きちんと検証され、やっていけば正しく能力が向上する」方法をするんです。
下手に自己流の努力をすると「努力の割には結果が出ないので、無駄に時間を使って挫折する」という、一番目ツライ目にあう可能性すらあります。
「やり方」がわかるものは「正しい方法」で努力しましょう。
「やり方」がわからないものの対処法はあとでご紹介します。
2-4.フィードバックがあり、それに基づいて常に修正する
限界的練習の目的は遺伝子と脳を「正しく」変化させ能力を上げる事です。
しかし、フィードバックがなければ、間違った変化を起こしてしまうかもしれません。
この問題を解決するには「教師」が必要です。あなたが今やっていることを正しいか判断でき、「適切なフィードバック」を与えられる人を作ってください。
そして、その通りに努力していくと非常に効率が良くなります。
ちなみに、尊敬できる人だとさらに効果が高くなりますが、その理由はこちらの記事が参考になります:何故、尊敬する人を持だけで行動が加速するのか?
2-5.100%に近い集中力で取り組んでいる
集中するとあなたのあらゆる能力が向上します。
すると練習の効率が非常に高くなるので、あなたの時間を無駄にすることなく、より短い時間で能力を上げることができます。
ぜひ集中してください。集中しないぶん、時間が無駄になっていきます。
2-6.常に「ちょっと」限界を超える
これは条件の中でも一番重要です。
能力を伸ばすには、自分の能力よりも少し上の行動をしなければいけません。
ちょっと限界を超えることによって、ぼくらの体は「やべえ!非常事態だ!」と思い込み、その状況に合わせて遺伝子を変化させます。
遺伝子が変われば体や脳の作りが変化していきます。それこそが、人の能力が上がる仕組みです。
しかし、少し大変でも限界を越えなければあなたの体は油断するんです。
無理をする必要はありません。
「ちょっと」でいいところがキモです。
例えばいつもは全く勉強していなかった人が「一分勉強」し始めるというだけでも限界を超えています。
ただ、それがカンタンにできるようになったら量を増やしていってください。
3分、5分、10分……。
段々とできる範囲を増やしていくんです。
その「ちょっと限界よりも上」にあなたの遺伝子と脳を適応させてください。
3.条件を満たすことができない場合の対処法
限界的練習は、
- 「知識」よりも「技能」を身に付けることを目的とする
- 明確で具体的な目標が設定されている
- 正しい訓練方法を行う
- フィードバックがあり、それに基づいて常に修正する
- 100%に近い集中力で取り組んでいる
- 常に「ちょっと」限界を超える
この条件を満たしている練習です。
しかし、「正しい練習法」がない場合や「教師」がいない分野もかなり多いです。
例えばビジネスや科学研究、趣味、仕事のスキル……。
では、その場合はどうしたらいいのか?
できるだけ限界的練習に近い事を実践するといいです。
限界的練習に近ければ近いほど、効率は増すのであなたの力は劇的に向上していきます。
この手順でやれば完璧です。
①目標とする「凄い人」や「製品・作品」を見つける
②「凄い人」や「製品・作品」を観察して、どこが凄いのか?それは何故「凄くなれたか」考え、仮説を立てる。
③凄くなるための方法を実行する
④完全に集中し、ちょっとだけ限界を超えるレベルの練習する
⑤方法がうまくいっているか、いっていないかのフィードバックを得る
⑥問題を修正する
例えば、あなたが「女性を口説くスキル」を上げたいとします。
できることなら、女の子を口説きまくって、いっぱいイチャイチャしたいですよね?(笑)ぼくもです(笑)
あなたがもしそう思った仲間なら、限界的練習をしましょう。
例をあげます。
①まず口説くのが「うまい」と思う人や、成功している口説き文句を見つけましょう。
②その人や、その口説き文句のどこが「うまい」のか考え、それを習得することを目標にしましょう。
わからなければ、まず自分で同じ事を実践してみましょう。参考にしている本や動画、目標としている人のアドバイスなどなしにです。
その後、目標の人はどうやっているか確認してフィードバックを得るんです。
やってることは同じはずなのに、表現の仕方が全く違うことに気づくでしょう。これで「どこを修正するか」とても分かりやすくなります。
③目標との差を埋めていきましょう。
目標を意識して、うまくなるように実践してみればOKです。
全部まんべんなくうまくしようとするよりも、一つにしぼってうまくするのがいいですね。
④実行中は集中してください。そして、少しずつでいいので、自分ができないことに挑戦してみましょう。
例えば今までは自分の話ばかりしてしまって、女性にドン引かれていたとしたら、落ち着いて相手の話を聞いてみるとか。
それができるようになったら、話に共感することに挑戦してみる。
次は共感したあと、自分のエピソードを付け加えて相手に自分のことを知ってもらう。などです。
⑤挑戦してみて、結果は良いコミュニケーションになっているでしょうか?目標と自分を照らし合わせてみましょう。これがフィードバックになっています。
一番難しいのは、うまく行っているかどうか判断することですが、目標が明確で測定可能であれば問題ありません。
例えば「自分が一度話をしたら、相手についての質問を二回すること」という風に目標を設定するといいです。
この目標があればうまくいっているかどうかわかりますよね?
⑥問題が見つかったら常に修正していきましょう。その繰り返しです。
もし、決めた目標が達成できなかったら、「何故うまくいっていないのか考える」か「目標としているものを見て何が違うのか調べる」ことです。そのあと何を修正するか決めて実行しましょう。
できたらOKなので、さらにうまく行くようにするといった感じで繰り返していくとどんどん能力が鍛えられます。
こういう感じで、「限界的練習」に近い事ができます。
もちろん、恋愛意外にも勉強、英語などの各種スキル、料理、ピアノ、ビジネス……などなど何にでも応用できます。
4.ぼくの限界的練習の例
この記事を書いているぼくはADHDという脳の障害があります。
これはやる気や集中力が弱くなる病気です。まあ他にも色々ありますが、要は自分をコントロールするのが下手ってことですね。
でも、この記事は7000文字以上の文量があります(笑)
そんなクソ長い記事をどうやって書けるようになったかというと、限界的練習です。
「やる気」と「集中力」という能力を向上させたんです。
具体的な方法としては一日1分間記事を書くことを目標にして、書きたい事を書きました。
その一分間は絶対に集中すると決めました。気が散ってもいいんですけど、必ず戻すという風にしました。
最初は1分ですら気が散りましたし、すぐやりたくなくなりました。
でも段々とできるようになりました。
でも、やっぱり限界がありました。
そこで少しずつ科学の情報などを集めていき、それを試したところ爆発的に能力が上がりました。
そしてぼくは今、普通の人よりもやる気や集中力が高いと確信しています。
限界的練習はピアノや記憶力にももちろん使えますが、「やる気」「集中力」などの抽象的なものですら適応できます。
ぜひあなたがやりたいものにあてはめてみてください。
5.どのくらい頑張らないといけないの?←めっちゃ短い
これは習得する「もの」と、「質」にもよりますが、「そこそこの能力」でいいなら「20時間」あれば手に入れられます。
つまり頑張れば一日です(笑)
それは普通の人はできないと思うので、一日4時間だとしても5日で出来ます。
一日1時間なら?20日あればできるんです。
これって凄いことですよね。
例えば全くの素人から、ギターの弾き語りを一曲習得するのは、適当にやったら何カ月もかかります。でも、限界的練習なら一日1時間でも20日です。
この「20時間」はジョシュ・カウフマンという人物が様々なスキル習得・能力向上における研究を収集した結果わかっています。
これも基本的には「限界的練習」ですが、応用されています。もし詳しく知りたい方はこちらの動画が参考になりますので見てくださいね。
※英語ですが、字幕を入れれば日本語で読めます。
PCの場合:右下の字幕ボタンをクリック
iOSの場合:右下の字幕ボタンをクリック+日本語を選択+右上の完了を押す
androidの場合:字幕ボタンをクリック(androidじゃないのでよくわからんです)
わからない場合はGoogleのガイドラインを参照ください(クリックで飛びます)
6.まとめ
いかがでしたか?
この「限界的練習」を実行して、継続してくれた人は必ず能力が伸びて行くでしょう。
それも凄い勢いで、「やれば確実に」です。
ぼく自身が実例です。
何度も言ってますが、ぼくは「ADHDという脳の障害」を持っています。
やる気が弱くなったり、人より脳の同時処理能力が弱い発達障害です。
そのぼくでさえ効果が出た方法です。あなたならほぼ確実に出るでしょう。
しかも、最初から6つの条件全てを満たさなくてもかまいませんので少しずつ限界を超えていきましょう。
ぜひやってみてください。
もし実行する根性がないんだ、という人がいればまずは行動力を鍛えるといいと思います。
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